人に言いたいことは、本当は自分に言いたいこと。
自分に言いたいことは、本当は人に言いたいこと。
と、最近思います。


人に何か言いたくなった時

アドバイスを頼まれてもいないのに、人の話を聞いているうちになんだかもやもやして、「もっとこうした方がいいよ!」「こう考えたらいいのに」などと言ってしまいたくなるのは、(過去の)自分に言いたいから、ということが多々あります。

そんな時は、他人に言わないで、自分ひとりの時に、自分に向けて言ってあげるのです。
そして、今できることなら、その自分のアドバイスに従って行動する

もし過去の自分に言いたいことだったら、「もっとこうした方がよかったのにできなかったの、くやしかったね」「こう考えたらよかったのにわからなかったの、悲しかったね」など、当時の後悔や怒りや悲しみがすっきりするまで、当時の自分に寄り添って、気持ちを解放しましょう
当時できなかったのは、それなりの理由があったのだから、責める必要ないのです。

※あえて「なんでできなかったんだ!このバーカバーカ!弱虫!」などと自分をとことん責め抜いて、「うるせぇ馬鹿野郎!!私だってあの時なりに最大限頑張ったんだ!」と逆ギレ的に気持ちを解放する、という荒療治もあります笑



自分に何か言いたくなった時

自分を責めたり、ダメな人間と思ったり、強く自己否定したくなる時。
口には出さなくても、無意識に他人を批判したり、責めたりしていることもよくあります(認めたくないかもしれないけれど...実はね)。

本当は他人を責めたいけれど、そんなことみっともないとか、いけないとか、間違っているとか、あるいはそんなことしたら嫌われてしまうとか考えて、矛先を自分に向けてしまうのです。

だから、自己否定で沈没しそうなときは、あえて思いっきり他人のせいにしてみるのです。
あ、でも絶対一人でやりましょうね笑
紙に書いたり、誰もいない自室でぶつぶつ言ったり。

例えば、仕事で失敗した自分を、仕事のできないダメなやつ、サイテーなやつと思って凹んでいる時。
「あの時に仕事で失敗したのは、そもそも連絡が遅くてあいまいな指示しかできない無能な上司が全部悪い!私悪くない!!ムカつく!!!あいつサイテー!!!」みたいな笑
(繰り返しますが、それを誰かに、まして本人にぶつけたりしないでくださいね。そうではなく、自分ひとりだけで、一旦開き直るのです)。
たとえどんな支離滅裂で理不尽な内容でも、自分にも悪かった点が確かにあるということでも、一旦それは棚に上げて、相手を責め倒してみましょう。

自己否定と、他者否定は裏返しです。
他人を責めちゃいけないという思いが、重い自己否定になってしまうのです。
(逆に他人をすごく責めている人は、意識的にしろ無意識にしろ、すごく自分を責めていたりする)。
ですので、他人に対しての恨みつらみや怒りを発散すると、沈没しそうな自己否定の気持ちから復帰できるんですね。
そこまで発散出来たら、原因や対処法を探したり、次に生かす方法を考えたりすればいいのです。



まとめ

人に言いたいことは、本当は自分に言いたいこと。
自分に言いたいことは、本当は人に言いたいこと。