目の前のことを味わうことで得られる、深い満足感のお話

今この瞬間、目の前にあること、取り組んでいることをしっかり味わってみる。
でも、それは結構難しい。

今目の前のことをしながら、過去や、現在同時並行で起こる別のこと、未来に簡単に意識を持っていかれて、目の前のことを味わうのを疎かにしがちです。

例えば、音楽を聴きながら、「あー、この曲をよく聞いていたあの頃、あんな恥ずかしい言動しちゃったんだよね..」などとくよくよ思い出す。
これは、今音楽を聴きながら、過去に意識を持っていかれています。

スマホを見ながらお菓子を食べる。
これは、今お菓子を食べながら、隣にあるスマホに意識を持っていかれています(あるいは逆かもしれません)。

絵を描きながら「将来これでお金になるだろうか...お金にならないことを頑張る意味はあるだろうか...」などと考える。
これは、今絵を描きながら、未来に意識を持っていかれています。

どれも、あるあるですよね。

そうすると、せっかく今目の前に楽しいこと、満足できることがあるのに、それを十分に味わい尽くせずに終わってしまいます。
スマホを見ながらだらだら食べてたポテチが、よく味わいもしないまま、いつの間にかなくなってた、みたいな。
そして、なんだか満たされない気持ちになってしまうんですよね。


目の前のことを五感を使ってよく味わう

よそに意識を向けるのをやめて、五感全部を使って、目の前のことに取り組んでみることで、目の前のことを深く味わうことができます。

例えば、絵を描いているなら、
視覚で描くものの色や形を捉えて、
嗅覚で画材の匂いを感じ、
聴覚で筆がキャンバスの上を走る音を聞き、
触覚で筆とキャンバスの摩擦を感じ、
味で描くモチーフから連想される味を味わう。

五感を研ぎ澄ませて、目の前のことにフルコミットしてみる。
ほんの短い時間でも、そうして目の前のことに夢中になることで、満足度が変わります。


音楽を聴く時、頭を空っぽにして歌詞やメロディに夢中になってみる。
どの五感を、どんな風に使って聴いているだろうか?

お菓子を食べる時、スマホを消して今食べているお菓子をよく味わってみる。
どの五感を、どんな風に使って食べているだろうか?

絵を描く時、描くことに没頭する。
どの五感を、どんな風に使って描いているだろうか?


そうやって意識的に、目の前のことを全力で味わってみるのです。


まとめ

これをやってみると、普段どれだけ目の前のことを味わうことなく適当に流しているか、目の前のことから受け取れる満足感をふいにしているかに気付きます。

そして逆に、日常の中に、どれだけ目の前に豊かに味わえるチャンスがあるのか、ということにも気づくことができるのです。