前回は、言語化能力を「作りたい料理を作る力」にたとえながら、

言語化には、まず自分の中に湧いてくる、表現したいこと気づくのが大事だ、という話を書きました。


今回はその続きからです。


言葉を探す


引き続き料理にたとえながら話を進めていきましょう。



自分の表現したいものがわかったら、次のステップへ行きます。

たとえるなら、カレーが食べたい、とわかって、その材料を集めるステップに入る、という感じですね。

これは冷蔵庫=語彙の中から、適切な言葉を見つける作業になります。




カレーの隠し味にインスタントコーヒーを入れるように、ちょっとユニークな言葉を散りばめてみてもいいかもしれません(上級者向け)。

ただ、あんまり突拍子もない隠し味を入れたらまずくなってしまうように、ユニークすぎる言葉遣いをしたら、伝わらない文章になるかもしれません。

この辺りはまさに匙加減(うまいこと言った)。



相手に伝わりやすいよう工夫する


料理で言えば、見つけた材料を炒めたり、煮込んだり、加工して、提供する段階が最終ステップです。

適切な言葉を見つけたら、それを伝わりやすい形にして、相手に伝えるという作業ですね。


俺は激辛が好きだから、世界一辛い唐辛子をぶち込むぜ!

ついでに青色が好きだから、着色料ぶち込みまくって青いカレーにしてやるぜ!!!

...というパンクな料理もありにはありです。

俺は言いたいことを言いたいように全部ぶちまける。それでいいな!!!という表現。

アート表現ならそれでもいいかもしれない。


でも、コミュニケーションの場では、

「私はカレーが好きです。カレーを作りました。どうですか?」

と人にも食べてもらう必要があるので、ある程度相手に受け取ってもらいやすいようなスタイルにする必要があるんですね。

激辛で奇抜な料理が好きな人なら、このパンクな料理は受け入れられるかもしれませんが、

辛いものが苦手な人や、普通の色のカレーを求めている人には、なかなか受け取ってもらえないかもしれません。


これが私のコミュニケーションなんだからわかってよねっ!

という態度は、

青くても激辛でも、これはカレーなんだ!いいから食えやおりゃああ!

と、相手の口に無理やりスプーンを突っ込むのと同じではないかな、と思います。

それだとちょっと愛がないかな、と思うんだけど、どうだろう。


自分の作りたいカレー(伝えたいこと)と、相手の食べやすいスタイル(伝え方)、うまくバランスを取れるといいな、と思うのです。

バランスを取るには...「私はこう思う」と言ってみるしかないし、「あなたはどう思う?」と聞いてみるしかないのです。

バランスが取りにくいのだとしたら、多分、どちらかが(あるいは両方)圧倒的に足りてないことが大半です。


いっぱい聞いて、いっぱい話そう。

そういうことが素直にできるような人間関係を構築しよう


そのためには...そもそもまず、自分で自分の声をいっぱい聞いて、理解してあげるのが第一歩です。

そう、昨日の記事の、「自分が何を感じ、考えているのかを汲み取る」という部分がめっちゃ大事なのです(読んでいない人はぜひ読んでね!)。

自分の心の声が聞こえなければ、相手の言葉もちゃんと聞き取れないですし、真っ直ぐ言葉のボールを投げることもできないので。



まとめ

言語化能力を高めるには、まず何より、自分自身とのコミュニケーションが正しく取れていることが必要なのかもしれません。