そんなものはない

挑戦する不安はなくせない

いきなり身も蓋もない結論から入りましたが、挑戦する時の不安というものは、ある程度小さくすることはできても、全くなくすことはできません。
挑戦する時に不安がないとしたら、よほど無謀で無鉄砲か、リスクが見えていないような場合ではないかなと思います。

でも逆に、挑戦する時の不安が消えることはないのだということを知っていれば、
「不安だ。でも、挑戦する時に感じるのは当たり前なんだな」
「チャレンジしているからこそ、不安なんだな」
と考えて、勇気を出して一歩踏み出そうとしている自分に気づけるのではないでしょうか。そんな自分をほめてあげてくださいね。


挑戦する不安を小さくする方法

不安をまったくなくすことはできなくても、軽減することは可能です。

先人のやり方を学ぶ

自分が挑戦しようとしていることを、すでにやった人に会いに行って、話を聞いてみましょう。「こんな不安があって」と相談してもいいかもしれません。
直接会うのが難しければ、ネットで調べて、先人の書いた本やブログなどを見ても効果的です。

どうなると不安か具体化する

不安、不安…何が不安なのでしょう。
「なんかわかんないけど死んじゃうかも~」
「怖い目に遭いそう」
…の、不安の原因を要素分解してみるのです。

要素分解のコツは、
・何が起こることを恐れているの?
・本当にその不安は必ず実現するの?
・その不安は回避できないの?
などと問いかけてみることです。

例えば、「独立すると、食べていけなくて死ぬのでは」…といった不安があるとします。
本当にそうでしょうか。

まずこの文章で恐れているのは、独立→餓死or自殺or社会的死…という側面があるかと思います。
しかし食べていけなかったとしても、コンビニなりスーパーなりでバイトするとか、実家に帰るとか、最悪生活保護だってあるので、なかなか餓死するのは難しいですよね。
また、仕事がうまくいかなくて自殺したくなったとしても、思い詰める前に家族や友人、恋人に相談したり、天涯孤独だとしてもいのちの電話にダイヤルしたり、どこかに頼れば死なずにいられそうです。
最後の社会的死(周囲の人に村八分にされたり、人として扱ってもらえなかったり)というのが一番怖いのかもしれません。でも、周囲の人全員があなたをこけにする、とは考えにいでしょう。むしろ応援してもらえることの方が多いのではないかと思います。
チャレンジする姿勢を馬鹿にするような人とは距離を置けばいいですし、そいつらは前進しようとするあなたを見てビビっているだけなので、勝手に言わせておけばいいや、くらいのスタンスでいいのかなと思います。

…さて、ここまで考えると、独立≠死、とわかります。
もちろんチャレンジする不安がゼロになるわけではないかもしれないですが、それでも論理を組み立てて考えていけば、安心が増えるのではないでしょうか。

やる

渦中に飛び込んでしまえば、不安でもだもだと悩む暇はありません。
とにかくやってみることで、不安が軽減します。


まとめ

挑戦の不安はなくせませんが、先人のやり方を調べたり、不安を分析したり、とにかくやってみることで減っていきます。
その不安は挑戦する勇気の証。
不安とともに一歩ずつ、前に進めばよいのです。