技術力を身に着け、どんどん創作の幅を広げていく私流のコツをご紹介。


お菓子作りの例え話

お菓子作りに例えてみると、人生でフルーチェしか作ったことがない人が、いきなりシュークリームを皮から全部作れ、とか言われても全然わからないですよね。途方に暮れちゃいます。

そんな人がシュークリームを最短かつ確実に作れるようになるには、以下のようなステップを踏んでいけばいいでしょう。


1) 持っている技術を使って新しいものを作ってみる


フルーチェを作れるということは、材料をかき混ぜる技術を持っています。
その技術をフルーチェだけでなく、他のお菓子作りにも使ってみましょう



かき混ぜる技術と、毎日のように使っているレンチン技術を使えば、レンジで簡単に作れるカスタードクリームを作れそう、とわかります。

また、レシピ検索してみて、シュークリームの皮をレンジ付属のトースター機能で作れそう、とわかれば、かき混ぜる技術とレンチン技術で、さらに皮まで作れてしまいます。


これでまず、シュークリームを作る、が達成できましたね!


2) 新しい技術を身に着ける


ここまでで満足してもいいのですが、より本格的なシュークリームを作るには、ちゃんとしたオーブンで焼くという技術が必須ですよね。


ということでまずは、簡単な型抜きクッキーやカップケーキを焼いてオーブンの使い方を覚えましょう。ここに、これまで学んだ技術と組み合わせれば、本格シュークリームを作れそうとわかります。

初めて使うオーブンに、最初は戸惑い、挫折しそうになるかもしれません。
生焼けとかこげこげのクッキーの出来に、しょんぼりするかもしれません。

でも、ここで失敗を繰り返しつつ、ちょっと踏ん張ってオーブン技術を身に着けることで、作れるものが格段に広がります


さて、これでより本格的で美味しいシュークリームを作れるようになりました。


3) 1)と2) を繰り返す


2)の段階を経て1)に戻ると、かき混ぜる技術と、レンチン技術に加え、オーブン技術を獲得しています。

これを組み合わせれば、ショートケーキやタルトなども作れるようになっていると思います。
もはやフルーチェ芸人とは呼ばせない。
どんどん新しいレシピに挑戦してみましょう


もし、これまでの技術だけでは作れないザッハトルテにチャレンジしたいと思ったら、今度はメレンゲの泡立て技術などを身につけていけばいいですね。



何より楽しむこと


さて、お菓子の話のせいで小腹が空いてきましたが、創作も全く同じです。

AR実装を例にとると、私の場合、最初はAR.jsというJavaScriptという言語を用いた作品を作っていましたが、SwiftでiOSアプリを作る方法、Unityを使ってアプリを作る方法を覚えたことで、創作の幅が広がってきています。


お金や仕事に直結はしないのに、わざわざ面倒な思いをしながら新しい技術を身につけようと思ったのも、自分で作り上げて見てみたい、楽しんでみたい作品があるから」「作ること自体楽しいからなんですよね。



お菓子作りなら、

食べたいお菓子があるから、難しい技術も頑張って身につけられる(というか、いわゆる鉢巻き巻いて気合入れて「頑張っている」という感覚はあまりない)。

お菓子作りのプロセス自体がもう楽しいから、失敗しても諦めない、諦めようと思わない(根性じゃなく)。



だから、何より楽しくやることが大事なのかな、と思います。


まとめ

技術力向上の秘訣:

・自分の手持ちのカードで最大限理想を実現すること。
・新しい技術を学ぶこと。
・上記2つのサイクルを楽しんでぐるぐる回すこと。