創作を通じて誰かを幸せにしたい、喜ばせたい...という思いの前に

昨日の記事で、創作の方向性を見直してアーティストステートメントをブラッシュアップした、と書きました。

その中で「物語を通じて自分の中のマイナスを埋めるんじゃなくて、世界にプラスをもたらせるように。」という言葉が、自分で書いていてすごくしっくりきたので、今日はそれについてのお話です。


誰かを幸せにしたい、の前に

創作するにも、発信するにも、何をするにも
「自分の提供するものを通じて、誰かを幸せにしたい」
という思いがきっかけになることがあります。

でも。

「自分は既に満たされていますので、まずどうぞお先に幸せになってください」
......あれ?本当に?
「私はもうこれで十分満足なので、周囲を幸せにしたいと思います」
......あれあれ?実は全然満たされていないよね。

人の顔色を伺いながら生きてきた人ほど、そんな風に誰かを優先して、自分を後に回してしまう癖があるのかもしれません。


まず自分を満たす

自分が満たされないまま、自分の何かを提供しようとして誰かを喜ばせようとすると、苦行になってしまいます。

誰かのポジティブな反応があって初めて、自分が満たされる。
そうなると、誰かが喜んでくれたら良いものの、反応がもらえない、そもそも求めてもらえない、なんならがっかりされたり、思っていたのと違う苦い反応をもらったりした時、強烈な渇きや焦りでじりじりしてしまうのです。

そうしたら、喜んでくれない誰かを恨んだり、コントロールしたくなったり、
あるいは、自分らしくないけれど、人が喜んでくれそうなものを無理やり捻り出したり、
...自分は何をめざしているんだろう?と迷子になってしまうんですね。

だから、まずは自分を満たすこと。
それは恥ずかしいことでも悪いことでも罪深いことでもないです。
誰かの反応によって自分を満たすより、自分で自分を満たす方が、早くて楽で健全です。

自分を癒すための創作。
自分を励ますための発信。
創作すること自体が、発信すること自体が、自分を満足させる。
他人の評価がどうあれ、それをすること自体で自分を満たしていけること。

それを積み重ねていく中で、「もう終わりかな」という瞬間が自然に訪れます。
こんなスタイル終わらせなきゃ、と自分で制御するのでなく、このスタイルはもうお腹いっぱいです、という気持ち。
これ以上やったらもうなんか違うな、なんだかこの方向性は飽きてきたな、しっくりこなくなってきたな、という行き詰まりの感覚。
そこに至ったら、初めて外に向かって提供していけばいいのです。


まとめ

自分を満たす、それから世界を満たす。