※もう元気です!ご心配なく٩( 'ω' )و


事の発端


昨晩、羽蟻が部屋で大量に羽化しました(まずその時点でつらい)。

割と精神ダメージが大きかったのですが、殺虫剤で殲滅して事なきを得ました。
が、問題はその後。

換気不足だったためか、寝ているうちに息苦しくなり、そのまま呼吸困難になりました。
意識はずっとはっきりしていたのですが、死ぬかと思いました。

(マジで死ぬかもしれないとちょっと覚悟しつつも、「意識があるからまだ大丈夫」「回復したら絶対ブログに書いてやるんだ...」と頭の片隅で考えていた笑)


イタリアの救急車に乗る


救急車はパートナーに呼んでもらいました。

そういえば、先日の語学学校の授業で、体調不良の表現や救急車の番号のことを習ったなぁ、と思いながらも、それどころじゃなくて全然思い出せませんでした。

イタリアの救急車は118ですが、112でEU共通の緊急番号につながるそうです。
最初、115にかけたら消防署だったのですが、つないでもらえました。


救急車は20分で来ました。日本の救急車の到着時間は平均8分とのことなので、少し遅めかもしれません。
来るまで、呼吸は苦しいし、寒くないのに体はガタガタ震えるしで相当しんどかったです。


そして人生初の救急車へ。
コロナの影響で家族は一緒に乗れず、別途タクシーで来てくださいとのことでした。
心細かったので太陽の塔の人形を抱えていきました。


車中で血圧と酸素量を測られて、そのまま運ばれていきました。
酸素マスクなどは特にせずでした。むしろ、コロナ対策として普通のマスクをつけられたので息が苦しかったです。そして、手足と顔が全体的に痺れていて、やばいなと思いました。


殺虫剤を使った時間などを聞かれて、ちゃんと答えられたので「あ、イタリア語やっててよかったー」と思っていました。

ただ、「痺れ」の単語が英語でも出てこなくて、「ぴ...ぴりぴり....」と日本語で言いました(伝わったっぽい)。


夜間救急


到着してからは、酸素量が正常値で安定しているとのことで、そのまま廊下にベッドを置かれて寝かされていました

それからしばらく横になっていると、だんだん痺れもとれて、落ち着いてきました。


病院に到着したのは朝の4時半くらいだったのですが、医師に見てもらえたのは9時半頃でした。多分、容体が安定しており、緊急性が低いと判断されて、朝の医師が出勤するまで後に回されたのかなと思われます。


廊下には間隔を空けてベッドや椅子が置かれていて、患者さんはみんな思い思いにスマホをいじったり、電話したり(?)、歩き回って他の患者と喋ったり(??)していました。
みんな自由か。


医師に見てもらって、血液検査と聴診器での問診をしてもらった結果、問題なし!と認定されて、10時過ぎには家に帰ってきました。


医療費

税金を払っているので、Tessera sanitariaと言うイタリアの健康保険カードを所持しています。
そのおかげで、医療費は無料です。無料の分、待たされることが少なくないと言うことは聞いていたのですが、身をもって体感しました。


まとめ

殺虫剤を使ったら絶対にしっかり換気しよう(戒め)。

生きててよかった。
そして、深夜帯でも動き続けられている医療従事者の方に、本当に心から感謝の気持ちが芽生えました。

生きててよかった。ありがとうございます。

---以下、追記(2021/6/29)
死にかけて思ったことをまとめておきました。