海の対話録

海に行くと、落ち着く。

ぼんやりしながら、対話をしてきた。

もっと、飛躍したい。

もっと、自分を外に出す許可を出したい。

そう願ったら、

自己承認や自分の存在価値と成果が、まだ深い部分で結びついている以上、これ以上先へは進めない、と言われた。

成果と存在が結びついたまま、大きな仕事をしたら、きっと君は壊れてしまうから、と。

自己肯定感ってなんですか？

何も成果を上げなくても、ただここにいていい。

ただここにいることを、疑いなく信じられることだ。

海も、太陽も同じ。

ただ、そこにある。

望まれようが、望まれまいが。

海や太陽を愛する人もいれば、憎む人もいる。

けれど、海も太陽も、そんな意見に存在を左右されたりしない。

同じように、自分の存在許可を、他人に預けずに、ただそこにいることができるだろうか。

本当は、簡単なんだ。

条件や許可が要る、と自分でわざと難しくしている。

でも、無条件でそこにいていいと許可する方が難しい、と考えるようになってしまったんだね。

改めて問おう。

何のために生きていたい？

何を為すために生きていたい？

君の存在価値は、何だと思う？

それらは、全部自分で決めていいことだよ。

他人に委ねるな。