「みんながそうだと言っていること」は、本当なのか


「結婚したら自由がなくなる」

「独立したら、会社員生活より辛くてしんどいことが多い」

...などの言説を聞くことがよくあります。


みんなそういうものだって言ってる。

だから真実なのかも知れない。
...そう言っている人にとっては、ね

それが果たして自分にとっても真実なのかは、やってみないとわかりません


最初にあげたことについて、私は昔からかなり深く信じ込んでいましたが、いざやってみたら当てはまりませんでした。

結婚したことで自由を感じるようになって、
独立したら、会社員時代よりメンタルが楽になった。

...幸いにして、今、そういう状況に落ち着いている。


「"そういうもの"だと諦めるしかない」
「みんな"そう"なんだからそれを受け入れなくてはいけない」

と思っていることは、もしかしたら常に成り立つことではないのかもしれない


とはいえ、これに気づいたのは、飛び込んでみたからこそなのですよね。

もし、

「みんなが苦しんでいる。どうせ苦しむってわかってるなら、最初から選ばないでおこう

と決めてしまっていたら、一生"そうではない"可能性に気づけなかったかもしれないのです。




どうしたら飛び込めるのか?


うまくいったら、そりゃいいけれどさ...選んだ結果、やっぱりみんなが言う通り苦しむかもしれない。

そんなリスクを抱えた状態で、飛び込むことを選べるものだろうか?


その不安を超えるためには、自分の中での定義を見ておくことです。

「自由(不自由)」って何?

「楽(しんどい)」って何?


例えば、よく言われるフリーランスの「人と会話なしに働くしんどさ」や「お金も自分も自己責任で管理しないといけないしんどさ」。

これは、自分にとっては全くマイナスでなく、むしろ自分に合っていてプラスですらあったのですよね。


また、結婚したら、「自分一人だけで使えるという意味の自由」な時間・お金はたしかに減りました。

でも、安心して会話しながら互いの落とし所を見つける形の、やさしいコミュニケーションのやり方を学んでいくことになり、結果として「精神的な自由」は前よりずっと増えて、ものすごく楽になったのですよね。


あなたにとっての「自由(不自由)」って何だろう。

あなたにとっての「楽(しんどい)」って何だろう。




定義を見る以外にもう一つ大事なのは、「こうであらねばならない」と決めていることを疑うことなのかもしれません。

社会人なら、夫(妻)なら、親なら、こうあらねばならない。

が多いほど、人生ハードモードになっていきます。

...本当に、そうあらねばならないのだろうか?
もしそうだとしても、そういうものだと諦めないといけないのだろうか?
我慢して押し殺すだけじゃない、うまく付き合っていくやり方があるんじゃなかろうか?



まとめ

「みんながそうだと言っていること」って、必ずしも「そう」とは限らないよな...と気づいたお話でした。

そこに気づくには、やっぱりじっくり内省し、そして飛び込んでみることが必要なのかな、と思うのです。