今日は、色紙を切る時に私がしている工夫を3つお話します。

①しっかり押さえながら少しずつ切る
半紙は画用紙よりふにゃっとしているので、色紙を切る時は、刃の近くの部分を押さえながら少しずつ切りましょう。切る時、よく切れる刃を使うという話は昨日の通りです。

②切る時は少し大きめに
切り絵を貼る際に、黒い紙の方にのりを塗っているのですが、のりに含まれた水分で紙が伸びてしまいます。ですので、大きさぴったりに色紙を切り抜いてしまうと、むしろ足りなくなってしまうことがあります。
※あらかじめ黒い紙の方を水で濡らして伸びた状態にしてから乾かして切る…という方法を、以前どこかで見た気がします。今度実験してみたいと思います。

貼って見た時、たとえ図の矢印部分のようにはみ出してしまったとしても、後で余った部分を切れば大丈夫です。

色紙が一部はみ出した切り絵
大は小を兼ねる…!

③隣の色と隣接する部分はなるべくラインぴったりに切る
②で、切る時は少し大きめに、と言いましたが、色が隣接する部分(=下図例で青線部分)は、隣の色紙を切ってしまう可能性があるので、あとあとはみ出した部分を切って調整するのが大変です。ですので、色と隣接しない側(=下図例で赤線部分)に少しゆとりをもって色紙を切るようにしましょう。
色紙を貼りあわせた切り絵
赤矢印部分はのちのち色が隣接しますが、貼る前にはみ出した部分を切り取っておけば楽ですよ。



裏から見た切り絵
貼りあわせたものを裏返して見ると、色が隣接する部分はこれくらいぴったりに切っています

次回はいよいよ貼り合わせです。