1) 徹底的にやめたいそれをやってみる(でも、自分を責めない)
2) なんでやめたいことをしてしまうか考え、 自分に優しくする

ついついお菓子を食べる手が止まらないとか、本当はやらなきゃいけないことがあるのにだらだらしてしまったとか、そういう時、自己嫌悪してしまうことがありますよね。
そういう時は、「もう十分だ」というくらいまでやってみると、意外とすんなりと手放せます。

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私の場合、昔はお菓子の量が半端なかったです。
夕飯の後、キットカットの大袋をまるまる一袋食べてしまったり、明治のアーモンドチョコをいっきに二箱空けたり…毎日のようにそれくらいチョコレートを摂取していました。(お菓子を食べるために、食事をほとんど摂らなかったり、ごく少量にしたりもして…)
ですが、今ではほとんどそういうことがなくなったので、それを例に話してみましょう。

徹底的にやめたいそれをやってみる(でも、自分を責めない)

子供の頃は、お菓子を食べる量が親に制限されていた、という方も多いでしょう。
食事の前にお菓子を食べ過ぎると、おなかいっぱいになってしまうからですね。
私もそうで、お菓子を食べる時は必ず親の事前許可が必要でした。
また、一度お菓子を食べ過ぎたせいで、夕食があまり入らなかった夜は、次の日まで親に口をきいてもらえなかったこともありました。

また、思春期に体型を人と比べて落ち込んだり、馬鹿にされたりしたことで、お菓子を食べることを我慢するようになったという人もいるかもしれませんね。

お菓子のことに限らず、自分をおさえて何かを我慢すると、心の中にその時の怒りやうらみ、無念、いらだち、悲しみなどが溜まっていきます。
これが大きくなると、「我慢モンスター」になります。
我慢モンスターの切り絵
私のイメージする我慢モンスターはこんな感じ
あなたのモンスターはどんな感じ?

我慢モンスターは、親の小言や人の目という足枷をつけられて、お菓子を食べずにじっとしていたわけですが、ある日、一人暮らしを始めたとか、体型があまり気にならなくなった、など、我慢していた原因がなくなることがあります。我慢モンスターを閉じ込めていた枷がなくなるわけですね。
すると、「解放されたぞー!」と動き回り始めるので、お菓子が止まらなくなってしまいます。

そこで「ダメだから我慢しよう…!」とすると、「もう閉じ込められるもんか!」と言わんばかりにモンスターは抵抗するわけです。
その抵抗の力は、私たちの無意識に働きかけてくるので、なかなか意志をもってやめようとするのは難しいのです。

ですから、ここはモンスターに従って、お菓子を食べましょう。
でも、その時に自分を責めてはいけません

「そんなこと言ったらどんどん食べてしまって大変なことになる!」と思うかもしれません。
しかし、人の胃のサイズには許容量がありますし、このまま一生同じペースで食べ続けることを止められない、ということはまず起こりませんので、モンスターのおもむくまま、やめたいと思うことを思いっきりやってみてください。

すると、不思議なことにある日「もういいかな」という気持ちになってやめられます。

一日、二日でやめよう、とはならないかもしれません。
もっとかかるかもしれません。
私の場合は二年以上はお菓子食べ放題の生活をしていました。
それはそれだけ、自分がいっぱい我慢して、我慢モンスターが育ってしまったのなぁと受け入れてあげてください。


なんでやめたいことをしてしまうか考え、 自分に優しくする

同時に、なんでこんなにモンスターが大暴れしているか考えてみましょうか。

我慢モンスターを抑えていた「お菓子食べる我慢」の足枷が壊れても、「やりたいこと我慢」「あいつに言いたいこと我慢」「休みたい気持ち我慢」など、まだまだたくさんの足枷があるわけです。
モンスターは、渦巻く我慢エネルギーを、壊れた「お菓子食べる我慢」の枷の部分に一点集中させて、そこから逃がそうとしているわけです。

膨大なお菓子を消費していた頃は、思い返すと自分を粗末に扱っていて、特にストレスの多い時期でした。
そのストレスのはけ口が全部お菓子に行っていたんですよね。
そんな状態で、「お菓子、やめよう」と言ってもやめにくいでしょう。

ですから、他の足枷を壊していけば、モンスターのエネルギー放出先がお菓子から分散されていくわけです。
私の場合、具体的な行動としては、
・嫌なことを人にされたら嫌と言うようにした
・一緒にいると苦しくなる人と離れて、一緒にいて心地いい人と過ごすようにした
・Noを言うようにした
・「私はこれが好き」を指さし確認して選ぶようになった
・休みたいときはちゃんと休むことにした
・創作・表現活動を積極的にするようになった
・「好き」「大事」「嬉しい」「楽しい」という思いをたくさん人に伝えるようにした
などに取り組みました。

時間はかかりましたが、これがかなり効果的でした。
おかげで、お菓子をそんなに食べない自分に変われたのです。

まとめ

やめたいのにな、と思うことをやってしまう時はまず、それを思いっきり飽きるほど、遠慮なくやりましょう。
同時に、もしその「やめたいのに、やってしまう」が過剰な場合は、何か我慢していることはないか、探ってみて、自分に優しくしてあげることが大事です。

ポイントは、自分を責めないことです。
もう一度言います。
自分を責めてはいけません。

いっぱいいっぱい我慢したモンスターを、やさしく抱きしめてあげる気持ちが大事だな、と思います。