共感性が高く、なんだかうまく生きられない人におすすめ「高共感な人の生き方戦略」書評

中村あやえもんさんの著書「高共感な人の生き方戦略」を読んでみました。
あやえもんさんは、ブログを通して、「大好きなことをして自由に生きる」というテーマで、本の執筆や研究開発などをされている方です。
密かに自分の心の師としています笑



この本について

相手の感情を汲み取りやすく、共感性が高い人のための本です。
自分を削って気を使いすぎて疲れてしまったり、周りに合わせすぎて自分が何を考えているかよくわからなくなってしまいがち...という人にぜひ読んでいただきたい一冊です。

本書では、なぜ人間という種族が共感性を持つようになったかという説明から始まり、「社会的な弱者救済をする」ということが目的で共感性が生まれたのではないか、と説明されます。


その上で、高い共感性を持つ人が、弱者ではなく強者を助けようとした時に苦しみが生まれてしまう、と説明されます。
特に親子関係の中で、共感性が高い弱者(子供)が、怒りや哀しみでいっぱいいっぱいになっている強者(親)を助けようとして、うまく行かなくて苦しむメカニズムがとてもわかりやすく解説されています。
本を読んでいくと、そうした共感性から生まれた罪悪感や無力感は錯覚だったんだ、自分を責める思いは持たなくてよかったんだ...!と目から鱗が落ちるような感動を覚えます。

一部、一番印象深かったところを抜粋してみます。

特に、「感謝しなければいけない」であったり、「感謝すべきなのに」と義務的に感じるほど、それは感謝ではなく、罪悪感になります。
本来の愛情は、相手に罪悪感を持たせません。
例えば高共感な人が弱者救済をするのは、「相手の喜びが、自分の喜びになるから」です。もし相手に罪悪感を与えてしまった場合、与える側の喜びが減ってしまいます。
そのため、本当に弱者を助けたい場合、相手には罪悪感を持たせないようにするものです。感謝を強要することもありませんし、相手に対して「お前は無力だ」と示すこともありません。(第二章より抜粋)

この部分。読みながら泣きました。
「こんなに〇〇してやったんだから、感謝しなさい」という要求は、感謝じゃないんですよね。人に何かしてもらうことへの強い罪悪感を感じやすかったのですが、読み進めていく中で、それも錯覚なんだな...と気づいて、罪悪感を握りしめなくていいんだ、とほっとしました。


さらにその後には、高い共感性をもった人がどんな場所に身を置けばいいか、どんな活動をしたらいいかも丁寧に解説されていて、読むと希望が湧いてきました。


まとめ

共感性が高く、なんだかうまく生きられないな、自分はダメだな、という苦しみをずっと抱えている人にとっては、「こんなに自分の思いを代弁してくれるなんて!こんな本読みたかった...!」と感じる一冊だと思います。
ぜひ読んでみてくださいね。