創作する上で、最初に知識をしっかりつけてから本格的な作品制作を始めよう、と考えることがあります。
例えば、
もう少し解説書を読んで知識をつけてから、アプリを開発しよう。もう少しデッサン練習してから、好きな絵を描こう。
みたいな感じで。
でも、自分の経験上「とりあえず好きなものを今手元にあるスキルで完成させ、後から知識を補填する」スタイルの方がスムーズに成長できるのではないかと感じています。
なぜ、先に制作・後から知識のスタイルが良いか
いくつか理由があります。
今の自分のレベルを知り、それにあった成長戦略を考えられるから
とりあえずまず、今の自分の全力、全知識を振り絞って作ってみることで、自分が今どのレベルにいるのかを知ることができます。
完成したものを見て、改良ポイントに気づいたら、次はその弱い部分を埋めるための戦略を練ることができるでしょう。
知識を吸収しやすいから
最初から体系的に知識を得ようとするより、実践してみてから必要だとわかった知識を学ぶ方が、間違いなく吸収しやすくなります。
「これなんのために勉強するの?」「今学んでいることって、どこで使うの?」みたいなところで躓きにくくなるんですよね。
そして今度は、ある程度のレベルにきた段階で体系的に学び直すと、何も知らない状態で体系的に学ぼうとするよりは、ずっとスムーズに知識を吸収できます。
すでに得た断片的な知識や経験をつなぎ合わせて、全体として理解し直すような経験になるので。
自分の作りたいものを完成させることが、自信と成長のモチベーションになるから
どんなに拙いものでも、とりあえず完成した、というところが一つの自信になります。
また、そこで満足感を得られると、さらにもっと良いものにしたいというモチベーションが生まれてくるはずです。
そのモチベーションに従って知識を増やし、新しい作品を作って、また満足する...という良いサイクルに乗れると、元気に成長していけます。
制作意欲や情熱をしぼませることなく作品作りできるから
これ作りたい!という衝動が一番大きいのは、アイデアが湧いたタイミングです。
でも、知識をつけてから...練習してから...と先延ばしにするうちに、制作意欲や情熱がしぼんで、やる気がなくなることがよくあります。
ブラッシュアップはあとでいくらでもできるので、とにかくいまある創作欲求を早いところ形にするのが吉です。
もう少し〇〇してから、という条件付きだと、なかなかスタートできないから
もうちょっと知識をつけてから...練習してから...
の、もうちょっとってどれくらい?
と考えてみると、この基準は結構曖昧です。
人に見せられるレベルになったら、自分が満足するレベルにきたら、などと言っていると、永遠にスタートを切れないんだわ(経験談)。
今から始めちゃえ!
まとめ
ぎこちなくても拙くてもいい。まず、その情熱を形にしよう。
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