ルーンストーンとの出会い
最近ずっと、鉱石スキスキ言ってるんですけど、ルーンストーン、いわゆるルーンの書かれた石なるものがあるらしいと知りました。
ふーん。気になる。
ということで、パワーストーン類を販売している店に行ってみたのです(いま記事書こうとして調べてたら、3月で閉店って書いてあってめちゃくちゃショックだった。今のうちにいっぱい行かなきゃね...)。
とはいえ、別にこれまで北欧神話とかルーンに興味があったわけでなし。
まぁ、ちょっと見るだけ見て、よほど良いなって惹かれるものがあったら買うけどさぁ...
即落ち2コマか? |
いや、ほんとにすごくて。袋から出してざらっと手に乗せた瞬間に「うわ、やば」って思ったんですよ。なのでお迎えしたんです(どういうこと???)。
界隈では「石に呼ばれる」って言葉がありましてですね...そういうことです。
...もうちょい怪しい話して良い?あ、もうしてるか。
これの他に、アクアマリンで作られたルーンストーンもあって、それも本当に綺麗で、購入を迷ったのです。
その時に「今の世界で生きたいなら、選ぶのはアクアマリン。もっと不思議で怪しい世界の中で生きたいなら、選ぶのはアメジスト」って感じたのですよね。
で、アメジストを選んできたってわけ...ね。ねっ( 'ω')
リーディングに関するモヤモヤ
さて、占ってみよう。...とはいえ、何も知らないので、まず勉強するところからかな。
と思って、Kindleの本を買って読んでみたのです。
ルーン占いは石だけでなくカードを使う場合もあるのですが、どのツールを使うにしろ、出た向きによって意味が真逆になるようです。
ルーンの文字自体がそれぞれに意味を持っており、正位置ならそれがいい意味で出て、逆位置で出た時には意味が真逆になると解説されていました。
そもそも、この時点でまず、ん?と思ったのです。
石は、袋の中から取り出して引くのですが、引き方によっては横向きや斜め向きで出ることもあるので、その場合ってどう判断したらいいんだろう...?と。
あと、点対象で上下のない文字もあり、それには正逆が当てはまらないというのはなんだかルールとして美しくないな...とも思ったのですね。
そして、実際にその読み方に従いながら占ってみたら、めちゃくちゃ占いにくかったのです。
たとえばᚠというルーン文字。
「財産・富・所有」という意味を持つのですが、正位置なら「物質的利益がある」、逆位置なら「物質的な損失がある」になるようで。
「創作についてのアドバイスをください」と尋ねて、「物質的な損失がある」と結果出て、え、それで何??と困ってしまったのです。
物質的な損失が出ないように気をつけたら良いのか、物質的な損失を受け入れたらいいのか...そもそも創作の物質的な損失って何よ???みたいな。
また、その解説書を読んでいくと、破壊、喪失、停滞、失敗...など、シビアな意味の結果が出ることがめちゃくちゃ多いことにも気づいたのです。まぁ、逆位置を正位置の逆の意味と捉えるので、そうなりますよね。
でも、これ占ってるうちにしんどい気持ちになっていかないか?と思ったのです。
ルーンに限らず、自分が占いを通じて何か問いかけたい時、
・仕事を辞めるべきですか?などの身の振り方そのものをYes/Noで尋ねる質問
・あの人は私のことを好きですか?などの他人の心情に関する質問
は基本的に聞かないというルールを決めています。
YesかNoかをカードや石に決められてたまるか。それは俺が決めることだ。
他人の思いをそんなのでわかったつもりになれるか。相手の思いは相手のものだ。
と思っているからです。
代わりに、
・今後仕事をどうするか決めるにあたり、気にかけておくべきキーワードはなんだろう?
・あの人ともっと仲良くなれたらな、と思うけど、その際に自分に必要な視点や行動はなんだろう?
という形で尋ねることが多いです。
でも、買った解説書を見る限り、個人的にNGにしている問いに対する答えになりそうな文章ばかりが出ていて、自分が欲している抽象的な解説がほとんどなかったのですよね。
そうしてもやもやしてる中、タロット占いでは逆位置を使わない流派がある、という情報にたどりついたのです。
その中でも、面白いなと思ったのがこちらの記事でした。
この方は、タロットにおいて逆位置という操作を導入したことで、正位置の定義が
「◯◯という正位置の象徴が、①多すぎもなく、②少なすぎもなく、③全体として、④あるべき方向に向かって発露していること」
という複雑なものになったとし、更に逆位置が導入された理由について、以下のように述べています。
逆説的とはなるが、価値中立的なものを肯定と否定に二分したかったからこそ、逆位置を導入し、否定という操作を行うことにしたのではないだろうか。
思えば、価値中立的な占いでは、ある特定の占いのニーズを満たすことができない。切実によい未来と悪い未来とのいずれが来るのかを知りたい人に、価値中立的な占いをしても満足しないだろう。結婚するかどうか迷っている人を占って、愚者のカードが出たとする。そんなときに占い師が「柔軟性や無邪気がポイントになるけど、柔軟性や無邪気さを持つことが良いことなのか悪いことなのかはよくわかりません。」と言ったら、その占い師は、多分儲からない。
そんなときは、「正位置で出たから、しっかり柔軟性や無邪気さを持ったほうがいいです。」とか「逆位置で出たから、このままの柔軟性や無邪気さでいいかどうか考え直したほうがいいです。」と言ったほうが喜ばれるだろう。
これこそが、タロットカードにおいて、逆位置を導入する主たる理由だと僕は思う。未来や誰かの心といったような、本質的にわかりようがない何かを、それでも知りたいと望む人たちのニーズを満たすために、逆位置は導入されたのだ。未来や誰かの心が、正位置だから良いものだ、逆位置だから悪いものだ、というようにして、少しでも知りたいという願いが反映したものなのだ。
まさにこれだ!と思ったのです。
私が知りたいのは、「柔軟性や無邪気がポイントです」みたいな着眼点であって、「正位置/逆位置だから、柔軟性や無邪気を持つべき/捨てるべきです」みたいな行動指針ではないのだ、と。
その上で、さらによくよく調べると、ルーンの正位置・逆位置は、そもそも近代になってタロットから導入された概念だったようなのです。
まぁ、二元論的思考で分けた方がわかりやすくて納得しやすいことは多いもんなぁ...
日本語の情報で調べると、どのページを見ても、ルーン占いには正位置・逆位置を使うと出てくるのですが、必ずしもそれって明確な根拠があるわけではないのだな...?と気付いたのですね。
と言うことで、今後は正位置だけ使うオレオレスタイルで占ってみよう、と思ったのです。
次回予告: ルーンについて学ぶ
はい、ここからが本題です。えっここまで前フリなんですか?
一記事でまとめようかなと思っていたのですが、ようやくこれで言いたいことの半分くらいなので、一旦切ります。
次回、ルーンの正位置=ルーンの各文字が持っている意味を理解して、そこから読み解いていこうと思ったら、ルーン占いそのものに対する信頼性に疑問が湧いてきた(?!)というお話。
お楽しみに。
0 コメント