そう思えたらたしかに万々歳なのですけど、「思うように(思わないように)しよう」で自分の思考パターンを変えるのって、難しいのではないかな、と思います。
思うことは変えられない、行動は変えられる
思うことを変えるのって難しいです。
例えば、犬が怖いと思っている人が、いくら「犬は怖くない…犬はちっとも怖くない…」と、ただ繰り返し自分に言い聞かせたところで、なかなかその恐怖を克服するのは難しいですよね。だってもう、怖いものは怖いのだから。
もしその怖さを克服したいならば、怖いと思うままで犬と触れ合うという行動を取り、案外大丈夫だった、という経験を積む必要があります。
思うことを変えるには、経験が有効です。
1)怖いと思っていた犬に触ってみたら、2)案外悪くない体験だった。3)なーんだ、犬って意外と可愛いかも。
1) 自分には難しくてできないと思っていたことに挑戦してみたら、2)意外とすんなりうまく進んだ。3)なーんだ、思ってたより簡単だし、もっとやってみよう。
そんな風に、1)行動を変えて、2)そのフィードバックを受け取った時、3)思っていることは自然と変化するのです。
そして、この変化の流れによって、現実にも変化が生まれます。
犬を怖がっていた人が犬を飼うようになるかもしれないし、犬が怖くて近づけなかった場所に足を運び、新たな出会いがあるかもしれない。
挑戦を恐れていた人が、新しい世界に飛び込んでいくようになって、より人生が楽しく、ダイナミックになっていくかもしれない。
どうやって行動を変えるのか
行動を変えるといっても、いきなり無茶なチャレンジをすると難しいでしょう。
例えば、犬が怖い人が、よく吠える大型犬が山ほど走り回っているドッグランへと足を踏み入れたとしたら。
荒療治になって克服できる可能性もなくはありませんが、怖さが強化されるリスクも少なくありません。
自分にとってほどほどに怖い、けれど無茶をしすぎない(やろうと思えばできそうだと思える)行動を起こすことが大事になるのかなと思います。
たまーに、自分の思っていることが正しいと証明するために、あえて無謀なチャレンジをする人を見かけることがあります。
怖いことにチャレンジしてみようという言葉を受け、無茶をしてうまくいかず、「ほーら!やっぱりダメだったじゃないですか!行動してみたところで、結果なんて変わらないです!」と言う人。
これって、絶対に自分が思っていることを変えたくないと思っている時に起こりがちなのですよね。
犬が怖いという思いを変えていくためでなく、犬は怖いものなんだと主張・証明するために、あえて無謀な挑戦をして失敗をしに行く、そのためにドッグランに行くみたいな感じ...ね( 'ω')
(本人としては無意識の行動であることが多いです)
ということで自分を変えていきたい、という意識は大前提として必要。
その上で、ちょっとだけ勇気を出して、いつもと違う怖い行動選択を取ることが、自分の思考パターン、そして現実を変えていくのに大事ではないかと思うのです。
まとめ
思うことは変えられない、行動は変えられる。
少し怖い選択をしていくことで、自分の考え方も、現実も自然と変化していくものなのです。
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