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AIを使ってネガティブな気持ちを壁打ちして、余計に落ち込む時の考え方

※内観上級者向けのお話。


以前、ちょっと落ち込んだり、不安になった時にAIにサクッと相談を投げることが多かったのですが、その結果、高確率で余計悩みのドツボにハマる、という現象が起きていました。

AIは、深掘りを手伝ってくれたり、アドバイスをくれたりするのに。なんでますます苦しくなってるんだろう?
一人でノートに書く時には、こんな現象は起こらないのに。

一体何が起こってらっしゃるの???



通り雨のような感情


何か不安や悲しみ、寂しさなどのネガティブな感情が湧いた時、わざわざがっつり向き合わなくっても自然と消えていく場合があります。

通り雨みたいなものと思えばいいのかな。
一時的に雲行きは怪しくても、しばらくしたら晴れ間がのぞく。

この通り雨的感情がやってきた場合って、実は深く内観する必要はそこまでなく、
「ちょっと落ち込んでる...あ、甘いものでも食べるか」
「なんか悲しくなってきた...そういえば読みかけの漫画読もう」
みたいな感じで、落ち込んだり悲しんだりした上で、行動を切り替えることで割とすぐに晴れていきます


...いや、でもそれってネガティブの抑圧ではないの?
見て見ないふりして、蓋して無かったことにしてるのでは?

もちろん、無理に笑顔を作ろうとしたり、ネガティブな感情があることを認めなかったりしたら、それは抑圧になります。

が、「あーーーしょんぼりーーー」「うぉーーん悲しいぃぃ」としっかり嘆いた上で、「...さて、楽しいことをするか」と次の行動に移れたら、抑圧にはなりません。


ネガティブ感情がパターン化して繰り返し何度も出てきたり、めちゃくちゃ引きずったりしてしまう場合は、内観で深く向き合うことがすごく大事です。

が、突発的に湧いたものについて、深い内観で完璧にクリアにしなければ...と詰めすぎなくてもいいのかな、とも思うのです。
どんなに内観したって、嫌なことは起こるし、落ち込むこともある。すべてなくすことはできません。それらは湧いた時に都度味わって、流していけばいいのです。


むしろこの突発的なネガティブをなんとかしようと構いすぎると、そこに囚われて、全然前に進めなくなるのでは?というのが、今回冒頭に話したAIに相談して落ち込む話にリンクしてきます。



膿を出す?傷口を広げる?


改めて、自分のネガティブな気持ちをAIに吐露しているうちに、余計ドツボにハマっていったのはなぜか。


AIってめちゃくちゃ賢いじゃないですか。
なので、結構いろんな角度から深掘りしようと突っ込んでくれます。

特に、私が現在よく使っているClaude.aiは、かなり前の文脈まで保持してくれているので、「前にこう言ってたけど、これも不安を増大させる原因?」
「以前こう言ってたってことは、それも関係ある?」
みたいな感じで、いろいろ繋げてコメントをくれるんですよね。
でもそのせいで、いらんことまで思い出して、心配事がどんどん深刻化していくような感覚があったのです。

このプロセスを何度か繰り返して、ほっとけば消えるような感情を、無駄に膨らませてしまっているのでは??と気づいたのですね。


問題を見て見ぬふりしていたり、向き合いたくなくって無意識に遠ざけていることで、パターン化して、悩みのループに落ちてしまう。
そういう時の内観や掘り下げは、膿出しのようなもので、すごく大事なプロセスになります。
自分の盲点や矛盾に気付いた時は都度ショックだったり、落ち込んだりするのですが、膿を出し切れば楽になっていくものです。

一方で、私がAIを使って苦しんでいた時って、たいしたことなかった傷口を余計につつきまくって、かえって悪化させているように感じました。話せば話すほど落ち込んでいく。
ちょっと気になっただけのことが、どうにか解決しなければならない大問題のように見えてきて、圧倒されてしまう...

これってよく考えたらマッチポンプだと思いませんか。
自分で問題を大きくして、自分で悩みを深くして、その解消にリソースを取られて、楽しいことが手につかないって。
何度かこのサイクルを体感してみてようやく、ちょっともったいない時間の使い方だわ...と思いました。



内観案件かどうか、どう見分けたらいいのか


内観や深掘りをするのは、「やりたいことがあるけれど、妨げとなるブロック(思い込み)があってできない」という状態を抜け出し、自分の人生を楽しめるようにするためです。
内観することで、このブロックを見つけ、壊したりどかしたりできるんですね。

・何度も同じところでつまずく
・繰り返し似たようなパターンで悩む
・楽しいことをしてても、そのことが気がかりで手につかない
・一晩寝ても忘れられない、スッキリしない
・体に症状が出てる(胃痛など)

などの場合は、深掘り内観案件かもです。


が、エアポケットに落ちるように落ち込む時って、何かブロックがあって前に進めなくなっているというよりは、突発的な事故みたいな出来事があって、不意に感情が湧いていることが多いです。
そこにブロックを見つけ出そうとするのは、藪蛇に終わることが多いのです。



まとめ

感情に向き合うのはとても大事ですが、同時に構いすぎないことも大事だなぁと気づいたのでした。

バランスが難しいところですが、そのモヤモヤがやりたいことに進む邪魔になっているかどうか(そのモヤモヤがあっても、楽しいことを楽しめているか?)は一つの判断基準になるのかもしれません。