苦しい、つらいと思って挫けそうになっても、進む先に希望が見えれば、諦めず進もうと思えます。
その希望は、困難を無事に乗り越えた未来の自分が、いまの自分に向かって大丈夫だと投げかけてくれているものだ、という話を聞いたことがあります。

この考え方を受けて、私はつらいことをひとつ乗り越えて落ち着いた時、過去の自分に向かって「ここまで来られたよ、私は大丈夫だよ」と声を掛けてあげるようにしています。


以前○○ができたから、○○がうまくいったから、今回も大丈夫だという過去に基づく推定はよくあるかと思うのですが、未来の自分が、いま苦しむ自分に遠くから声を掛けてくれているから大丈夫、という考え方は、SFみたいで面白いですよね。

大変なことのただ中にいると、感情に流されて溺れそうになることがあります。その中でふと、「今苦しいけれど、きっと大丈夫」と思う瞬間があります。
そんな時は、未来の自分からの「大丈夫」を受け取っているのではないかなと思います。

そんなことを思いながら、ひとつ切り絵を作ってみました。
はるか過去の光をいまに届ける星と、未来の大丈夫をいまに届ける自分を重ね合わせて見た作品です。