切り絵をやっている、と言って作品を見せると、「すごい忍耐力ですね」と言われることがよくあります。

自分もそうですが、切り絵をしている人は「え?忍耐?そんな耐え忍んでやってるんじゃなくて、普通に楽しいから切ってるだけです」と言う人が多いと思います。
ですが、切り絵をしない人から見ると、相当な忍耐で切っているように見えるようです。

「その細かい作業を忍耐と思わないということが才能ですね」と言われたので、今日はそれについて考えてみました。


誰だって超能力者


才能というと、何か受賞歴があるとか、その界隈で有名だとか、それでお金を稼いでいるとか、そういうわかりやすいものでないといけないような気持ちになることがあるかもしれません。
ですが、もっとシンプルに、「忍耐や苦痛と思わずにできる」というのは立派な才能、もはや超能力と言ってしまってよいと思います。

ここで、自分がどう頑張ってもできない、苦手なことを考えてみてください。

私の場合、
始めて行く場所でも、地図を開けばすぐ迷わずそこに行けるとか、
こまめに家計簿をつけられるとか、
財布の中をレシートでぱんぱんにしないとか、
食事後すぐに洗い物できてしまうとか、
そういう人はもうめちゃくちゃ素晴らしい才能を持っているなぁと思います(影織は方向音痴でズボラだとばれてしまう)。
もはやそういうことを楽々できる人が一種の超能力者に見えてきます笑

同じように多分、私が苦も無くやっていることの中にも、誰かにとっては、逆立ちしてもそんなことできない…と思うことがあるのでしょう。

いやいや、苦も無くできるとは言っても、私の才能なんてそんなすごくないし…と思う人も、自分が苦手なことやできないことを苦も無くやっている超能力者がきっと周りにいるでしょう。
あなたのそれも、同じように誰かにとっての超能力なのです。

当たり前に使っているこの力が、実は秘めたる超能力だった。
そう考えるとちょっとわくわくしないでしょうか。最強の二つ名を考えたくなってうずうずしますよね。…え、私だけ?笑


まとめ

苦もなくできること、それが己の超能力。
そう考えると、ちょっと自分を肯定して、自分を好きになれるような気がします。