「何か特別なすごいもの」になりたかった

ひどいことを言った人を見返すために、
あるいは自分を認めてくれなかった人に認めてもらうために、
「何か特別なすごいもの」になろうとしていることに気づいた。

悔しさや悲しさをばねに突き進んできたけれど、
「何か特別なすごいもの」はとても曖昧で、
きっとどこまで行っても満足できないことに気づいた。

ひどいことを言われた悔しさ。認めてもらえなかった悲しみ。

本当に必要だったのは、
それらを握り締めて復讐のためにすごいものになるのを目指すことではなく、
ちゃんと悲しんで悔しがって、手放すことだったのかもしれない。