ようこそ!
こちらは、虚目の心臓の制作背景についてまとめました。
動画を見ながら聞くとより楽しくなるはず。
解説
今回撮影に使ったワールドはこちらです。
とっても素敵なワールドなので、VRChatユーザーの方はぜひ訪れてみてください。
概要
橋の上にいる。不安定だし、行き止まりが多いし、思うように進めない。
そこから横道に逸れてみたら舟を見つけた。
舟に乗って憧れに向かって漕ぎ出して、世界が色づいた。
詳細
00:00-00:21
「不安定な足場を少しだけ進んで」いたのだが、不安定過ぎて、撮影中に何度か踏み外して落ちた。
00:22-00:29
伽藍堂なので真っ黒です。
ここの歌い方けっこう気に入ってる。
00:30-00:45
道が途切れて行き止まり感。
「屍になっても追い続けりゃいいんだろう」なので、ここからさらに進んで落ちるしかないのかな、みたいなちょっと自棄な気持ちもある。
00:46-00:53
灯台はこの後でてきます
ここのちょっとだるい感じの歌い方好き。
「右へ 左へ」、最初は間違って左右逆に文字を配置してた。完成前に気づいてよかったね。
左右って言葉(特に動作と結びついた「右へ」「左へ」って言葉)と概念がたまにうまく結ばれなくて混乱するんですが、そんなことないですか?
ポジションとしての右側(右手を挙げて!とか)ならば混乱が起きにくいんですが、「右へ」って方向指示されると、とっさに「起点は左」「自分は相手から見て左寄りにいるらしい」「左から右に移動」などなど色々考えが巡って、どっちに動いていいかわからなくなるんだなって、今書きながら発見しました。
1:00-1:37
舟見つけた。
1:15あたりの「笑っていられるなら」のところ、とってもいい感じにリズムがはまってよかった。
1:38-1:55
憧れのメタファー=灯台
1:56-2:11
仮素材探しの時に一発撮りしたのが、たまたまいい感じに曲にハマった。この空間の雰囲気好き。
2:12-2:44
「穴が空いた眼の奥が色で満たされ」たので世界の彩度が上がった。
これより前の部分は、全て動画側で調整して彩度を落としてます。
今回の新たな試みについて
普段、歌詞をめっちゃ深掘りして考える考察厨なんですけど、今回は抽象度が高過ぎて、十分に意味を理解できていなかった部分が多くあります(ワールド探しに苦戦したのもこれが理由)。
そのため、今回は曲の解釈にバチバチに当てはめてMVを作ったというより、たまたま雰囲気に合うワールドを見つけ、ぐるぐるめぐっていたらたまたま見つけたもの達(小舟、橋、崩れた道、灯台...)から、ふわっと曲に関連性がありそうなストーリーを見出して作ってみた感じです。
普段、私は作品を作る時に、「このメッセージを伝えるためにこの媒体を使う」という形で、先に伝えたいゴールありきで、パーツを選定して組み立てています。
歌ってみた動画を作るなら、「この歌詞を表現するために、このワールドのこの部分を撮影しに行こう」みたいな感じですね。
しかし、今回はやり方がまったく逆でした。
とりあえずワールドは用意されているけれど、伝えたい表現のゴールが何も見えない状態で動画作成に踏み切ったのです。
よくわからないままにうろうろ歩き回る中で、
「なるほど、こことここを繋げたら、思わぬストーリーが生まれてきたわね...」
と、偶然の発見を重ねて生まれたのが今回の作品でした。
以前なら、こういう作品の作り方ってしなかった(できなかった)と思うので、これもまたメンタルブロック外れたおかげ案件の一つなのかも。
とにかく新鮮で楽しい体験でした!
また新しい曲も練習してるので、そう遠くないうちに次回作をお披露目できそうです。お楽しみに。
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