昨晩は、デジタルデトックスと称し、半日(とはいえ、19:00~翌7:00なので、半分以上は寝ているのですが)スマホとPCを一切開かないで過ごしてみるという実験をして、以下のことに気づきました。

・スマホ・PCを開かないとなると、なんだかそわそわ落ち着かなかったが、作業に集中するとあまり気にならなくなった。
・時計を見る機会がぐっと減ることで、時間に追われる焦りが減り、満足度が大いにあがった。
・ベッドに入ってから寝るまでがいつもより短かった。

一つずつ説明していきましょう。

ちょっと落ち着かない

いや、とにかく落ち着かないですね笑
普段ちょっとしたすきま時間があると、すぐにスマホを開いてSNSなりニュースなりをチェックしているんだなぁと気付きました。
あとはご飯を食べながらとか、歯を磨きながらという「ながらスマホ」の習慣が根深いと気付きました。
ですので、いきなりスマホを使わないとすると、妙な手持無沙汰感が落ち着かないです。
ただ、何か作業を始めると、その落ち着かなさはすっかり忘れてしまえました。

時計が目に入らないことで満足感を感じやすい

この気づきはとても大きなものでした。
スマホやパソコンを開くと、だいたい画面のどこかに時計が常に出ていますよね。
それを見るたびに時間に追われる焦りを普段少なからず感じていたのだと気付きました。
〇時だから、というのではなく、夢中で作業をして、これで満足、という自分の感覚を基準に動くことになって、充実感、納得感を強く感じたのだと思います。

入眠しやすい

普段は夜眠くなってからではなく、時間を見て仕方なく布団に入り、その後一時間以上眠れないことが多いのですが、昨日は夜が更けると自然に眠くなり、そのまますぐ眠りに落ちました。
もう少し比較実験をしてみないといけないかなと思うのですが、スマホやパソコンの光を目に入れなかったことで、自然な眠りにつけたのかなと予測しています。

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ちなみに記録も含め、昨日、デジタルデトックスをしている最中に考え、ノートに書き残したメモを以下に写しておきました(長文です。また原文ママのため、誤字や変な言い回しが残っています)。

ということで、短い時間とはいえスマホ・パソコンを手放して生活してみたことで、いろんな発見ができてよかったです。

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19:26 ごはんを食べ終える。昨日の残り物をあたためながら気づいたが、レンジにかけている間のすき間時間、お湯がわくのを待つすき間時間に、スマホを見ている。見ようとしている。そこで今日はスマホがないことに気づいて、「あぁそうだった」となる。

19:30 普段食べている最中に、よくスマホを見てしまうのだが、今日はそれもできない。ただただ、食べることに集中する。こうして食べてみることで、食べ物の味はもちろんのこと、食感やのどごし、食べ物が胃におちていく感覚など、様々なものを知覚できる。
また、開けた窓から虫の音がきこえ、夜風が入ってくるのが気持ちいいと感じた。

今のこの感じを記録しようと思って、パソコン…ではなくノートを開く。せっかくなら、万年筆を使ってメモしよう、と思ったのだが、久々に使うせいか、インクをかえても全然書けない。「万年筆 出ない」でググろうとして、スマホ断食中であることを思い出す。仕方なくシャープペンで記録することにする。

19:49 どうしても万年筆で書けない。イライラする。
インク自体は固まっていないようなので、ペン先に問題があるのか。打つ手なし。

20:30 とりあえず、机の整理をはじめたら、調子が出てきたので、洗面所とトイレの掃除と洗濯もした。相変わらず万年筆は出ない。

20:35 正直に言うと、こうして掃除をしていたのは、「なんにもしない」と向き合うのを恐れているからかもしれない。つい最近大きな作品が仕上がって、空白のぽっかりした状態の中で、新しい作品をがりがり考えて作り始める元気もない、かといって、何もしないのも怖い、という状態。
何故、「なんにもしない」は怖いのか?
前進し続けなければならない。日々向上し続けなければならないという思いが強くあって、それにせきたてられているんだろうなと思う。
何故、前進し続けなければならないのか?
立ち止まってはいけないのか。
止まっている自分=価値を生み出さない自分を徹底して排除してきた結果かもしれない。
だが創作や芸術は、「なんにもしない」のぽっかりとしたところから生まれてくるのかもしれない。

誰かより優れている、劣っている、前進している、遅れをとっている、そういう「他人」のない世界。
私が、美しいと思う。私が、素敵だと思う。
ただ、それだけ、その思いから作り出すことと、「なんにもしない」=「ただあること」はひとつながりなのではないか。

人が基準になってしまうのだとしたら、比較がはじまり、「いちばん」のパイをめぐった争いがはじまる。
自分が基準になる時、あのパイもこのパイもある、という豊かさが生まれる。

23:07 新しいアイデアを思いついたので、しばらく絵を描いて、集中力が切れてきたな、と感じたので風呂に入った。しかしまだこんな時間だ。普段なら、もう1時間は遅いので、驚いている。
この変化も、デジタル断捨離のおかげではないかと考える。
スマホ・パソコンを開くたび、否が応でも時計が目に入る。すると「もうこんな時間だ。なのに全然進捗を生めていない」「もうこんな時間だから、寝支度をしないと明日ツライ」などと焦りを感じてしまう。しかし今日は作業に入ってから、時計を全く見ないで集中できたので、「自分なりに一区切りついた。満足」というところめで、無理なく作業をすすめられ、かつ時間に追われなかったことで気持ちに余裕が生まれ、満足感も生まれたのではと感じる(進めなければいけない案件がなかったというのもあるかもしれない)。

23:22 はみがき。普段なら、スマホかPCを見ながらしている。なんと「デジタルながら」の多いことか。

0:12 長田弘の「小さな本の大きな世界」を1/3ほど読んだ。やはり改めて、時計を見ずに過ごすのは大分良いと感じた。
心地良い疲れに満たされている。今日はもう寝よう。