夜の来訪者【影織夢語】 - 切り絵Blog 影織文庫

夜の来訪者【影織夢語】

不思議な夢?を見たので、今日はそのお話をしましょう。

***

深夜、ふと目が覚めた。
正確に言えば、目が覚めたというより、脳の一部だけがはっきり覚醒して、体はまだ寝ている、といういわゆる金縛りのような状態だ。

じっと横になっていると、影がひとつ近づいて来た。

ぼんやりとその気配が近づいてくるのを感じている中で、直観的に、
(この影は何でも知っていて、どんなことでも答えてくれる)
と気づいた。

何でも知っているのなら、何を聞いたらいいだろう。
ぐるぐる考えていると、影が私の横ですっと立ち止まって尋ねた。
「何ガ聞キタイ?」
「…あ、あの…ラミーとバッカス、どちらが好きですか」
「………バッカス、ダナ」
そう答えて影はまたすーっと去っていった。

もっと気の利いたことを聞けばよかったと思う一方、
これでよかったのだ、という思いで私は眠りに落ちていった。

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ちなみに私はラミー派です。



夜の来訪者【影織夢語】 夜の来訪者【影織夢語】 Reviewed by 影織 on 10月 25, 2017 Rating: 5