ボローニャ国際絵本原画展の結果が出たのですが、残念ながら選外という結果でした。

悔しい!悲しい!

と、昨日はひとしきり落ち込んでおりました。

落選するというのは、審査員に「おまえの作品は劣っている」「おまえの作風はだめだ」と拒絶されたような気がして、かなり凹んでしまいますよね。

そんな中、こちらの本を読んで結構元気が出たので、今日はそのご紹介をします。




人に拒絶されに行く実験?

本書の筆者は、大企業をやめて、長年の夢だった起業家として生きることを決め、資金調達を始めたのですが、Noを突きつけられてしまいます。そこで大きなショックを受けた彼は、拒絶の恐怖を克服するべく、日々断られそうなこと(例えば見知らぬ人にお金を借りたり、知らない人の家に花を植えさせてもらったり)にチャレンジする実験を始めるのです。
この実験が彼の人生観、そして人生そのものを変え、Tedでこうして話すまでになったのです。






拒絶に傷つかなくてもいい

この本の中に、いくつも示唆的な言葉がありました。

・拒絶は相手と自分という二つの存在の相互作用。相手のNOが普遍的な結論というわけではない。ノーはあくまで拒絶する側の一意見であって、時代や文化の違い、心理的要因にも影響される。普遍的な拒絶も需要もない。

・拒絶には限度がある。ハリーポッターも出版社に12回出版を断られているし、「禅とオートバイ修理技術」という本などは出版まで121回も断られている(ギネス記録になっているそうだ)。認められたいのなら、運命の回数まで挑戦し続けるしかない。

・拒絶は後退・苦痛の種・乗り越えるべきものとみなされがちだが、時代が早かったせい、とはあまり考えられない。

・拒絶は、自分の願望や、欲する対象の価値を測る物差しになる。あなたの夢は、あなたが受けた拒絶の痛みよりも大きな価値があるだろうか。もしそうなら、あきらめずに進み続けるべきだ。

前に進もう

ダメだった結果を前に、簡単に気持ちを切り替えるのは難しいです。
しかし、ダメだった結果に対して、こんな見方もあるとわかったら、少し心が楽になりました。
この経験をばねに、今日からまた、一歩ずつ進んでいきたいです。