ルービックキューブみたいな人生

人は生まれてからいろんな経験を通して、
自分の中にルールや法則をたくさん身につけていき、
あるタイミングでそれを手放して本来の自分に戻っていくのではないかな、と思う。


いずれ手放してしまうものなら、身につけたことに意味はないのだろうか。
そうは言えないと思う。

例えば、
人の顔色を伺って、「自分の意見はなるべく言わない」というルールで生きた経験なしに、
自分の意見を主張することだけを身につけたとしたら、
相手も自分もどちらも尊重しながらコミュニケーションを取る、というやり方に辿り着けなかったかもしれない。

あの経験も、この経験も、
全て必要だったし、
いずれ手放していくものなのだろう。


ルービックキューブみたいなゲームなのかもしれない。
綺麗に揃ったキューブを一度全部混ぜて、もう一度綺麗に揃えていく。
まっさらで生まれた自分に、色々な経験やそれに基づく観念を乗せていき、もう一度まっさらに戻していく。
その過程で悩んで、ひらめいて、感動して楽しむものなのかもしれない。