先日ちょっとしたトラブルに巻き込まれて、しょんぼりすることがありました。

いろいろノートに書いてみたり、感情の出所を分析したり...諸々試してみても、モヤモヤが止まんないよぉ...。゚(゚´Д`゚)゚。
そんな時一番気持ちが落ち着いたのは、口に出して今の気持ちをぶつぶつつぶやくことでした。



モヤモヤは声に出そう


どうするかというと、シンプルに、
「あーーめっちゃしょんぼりした、悲しい悲しい悲しい、ほんとしんどい...」
みたいな感じで、ぶつぶつぶつぶつ念仏のように繰り返し声に出すのです。人のいないところでね。


口に出してもあまりピンと来ないな?という時は、表現を変えてみるのがおすすめ。

例えば...
・違う感情のラベリングをし直してみる
e.g. 「ムカつく」と言ってもまだモヤモヤしてピンと来ないなら、「悲しかった」「怖かった」と言い換えてみる

・さらに具体化してみる
e.g. 「寂しい」と言ってもなんだか物足りない感じがするなら、「ほんとは〇〇したかったのに、できなくて寂しかった」「〇〇がXXで寂しかった」と詳しく言い換えてみる

・同じ感情に対して、もっとしっくりくる別の言い換え表現を使う
e.g. 「〇〇が怖かった」と言ってもずれた感じがするなら、「〇〇が不安で嫌だった」「〇〇にめっちゃビビった」「〇〇から逃げ出したかった」と類義語で言い換えてみる

抱えている漠然とした感情に対して、自分の気持ちに適切にあてはまるラベリングができると、すっきりします。



タブーを言語化する


今回の私的気づきポイントは、ただノートに書き出しているだけだとダメだった、というところでした。
同じような言葉をノートに繰り返し書いてはいたのですが、ちゃんと口に出して、音声にして、それを再び自分の耳で聞くことで、初めて浄化が進んだ感じがあったのです。


もちろん、ノートに書くだけでもかなり元気にはなるのですが、
「これを言ったら負け、認めたら人生終わる気がする」
「こんなこと本当は言っちゃダメ、というか思っちゃダメ」
「そんなこと言ってるって、人に知られたらなんて思われるか」
と、うっすら思うようなこと...つまり、言っちゃダメだろと思っていることほど、ちゃんと口に出して音声化するのが大事です。


たとえそこが誰もいない場所だとしても、口に出してはならないと思っていることは、声に出して言うのが怖いはず。
(ちなみにこれと類似の現象として、「絶対自分しか見ないノートなのに、思ったことや感じたことそのままは、怖くて書けない」ってのもあります。)
これらが起こっている時って、自分がその思考や感情を持っていることを認められていないことが多いんですよね。いい子であることを自分に求めすぎてるのかもしれない。

例えばかつての私は、口が裂けても人に「助けて」と言えませんでした。言ったら切腹だと思ってたので。「もう頑張れないから助けてください」って口に出してみてください、とセラピストさんに言われた時、あまりに抵抗が強すぎて、言葉にできるまでに数十分かかった記憶があります。


自分の中から湧いてくる思考や感情に、綺麗も汚いもないのですよ、本当は。
どんなに醜いとか、みっともないとか、恥ずかしくてカッコ悪いとか思う感情も、確かに自分の中にある。それを認められないから、心にモヤモヤと溜まっていってしまうのです。
書いたり、口に出したりすることで、それが自分の中にあることを認められるようになると、ちゃんと解放されていくのです。



まとめ

モヤモヤが落ち着かない時は、気持ちを口に出すのが大事。
言葉にして声に乗せることで、昇華されていくものです。