マルチ・ポテンシャライトが上手に活動バランスを取るためには、二つの軸で考えるのがおすすめです。
マルチ・ポテンシャライトが上手に活動バランスを取るための二つの軸
四象限のバランス
一つ目の軸は、インプット/アウトプットの軸。
二つ目の軸は、一人/誰かとの軸。
A. 一人でインプット
B. 一人でアウトプット
C. 誰かとインプット
D. 誰かとアウトプット
という四象限のバランスが取れていると、かなりいい感じに活動ができるのでは?と思うのです。
たとえば...
A. 一人でインプット: 読書する、動画を見る、知らない街に出かける
B. 一人でアウトプット: ブログを書く、作品を作る、アイデアをノートにまとめる
C. 誰かとインプット: 友達と美術館に行く、勉強会や読書会に参加する、雑談からヒントをもらう
D. 誰かとアウトプット: ブレストする、一緒に作品を作る、人に自分の知識を教える
など。
バランスが崩れるとどうなるか
インプットが足りない時は、アイデアやインスピレーションの枯渇感を感じがちです。また、頭がヒマなので、しょうもないことをくよくよと悩みやすいです。
アウトプットが足りない時は、頭がパンパンな感じだったり、考えすぎて思考が空回りするような感覚になりがちです。頭でっかちで動けない感じもあるかもしれません。
一人の時間が足りない時は、刺激が多すぎて疲れる感じがあったり、振り回されているような感覚になりがちです。
人と過ごす時間が足りない時は、刺激が足りずに物足りなさを感じたり、煮詰まる感覚になりがちです。
誰かと楽しむことの大事さ
これまで、インプットとアウトプットのバランスが大事、ということは何度かブログで書いてきましたが、今回ここに「一人でやるか、誰かと一緒にやるか」という新しい軸を導入してみました。
自分一人でイン・アウトのサイクルを回してもいいのですが、人と一緒にやる、という軸を加えることで、より活動が色彩豊かになることが、ここ最近だんだんわかり始めました。
ということで、ここからはCとDの「誰かと楽しむ」という象限について、少し掘り下げて考えてみます。
自分一人でインプットやアウトプットしても、どうしても慣れ親しんだ領域にしかアンテナを向けられないので、イレギュラーが発生しにくいものです。
が、ここに人を巻き込むことで、思いもよらないインプットをもらえたり、予測できないアウトプットが生まれたりするのですね。
誰かと一緒なんて面倒!煩わしい!
...そう言いたくなる気持ちも、すごくよくわかります。
自分の好きなことや楽しいことくらい、心置きなくのびのび楽しみたい。誰かと一緒だったらなんとなく気詰まりに感じたり、遠慮したりしてしまうから。どうか一人で楽しませてよ。
かつて私もそう考えていて、切り絵も開発も、基本的に全部一人で楽しみ、一人で完結していました。
が、ある程度それをして満足してくると、少しずつ物足りなさや、頭打ちな感じを覚えるようにもなるのです。
自分の技術力を磨いたり、全く別の新しいことにチャレンジしたり。
そうして個として楽しむスキルをいくら伸ばしても、それだけでは届かない場所に、別のワクワク領域があるらしいぞ?
この領域は、イレギュラーな存在、つまり「他人」と時間を過ごす中で生まれてくるものだったのです。
自分は一人が好きだし、人と一緒に活動するには全く向いてない。
...と、思っていたのですが、試してみたら、案外誰かと一緒に何かするのも悪くない、むしろ楽しい、と最近になって気づき始めました。
でもこれに気づけたのは、自分一人で思うままに楽しむこと、自由に振る舞うことをある程度十分やり切ったからなのではないか、とも思います。
一人で楽しむ時にすら、自分に嘘をついて好きなものを隠したり、遠慮や我慢をしていたら、まして誰かと一緒に過ごす時に、その部分を表に出すことはできないでしょう。隠しながら人と過ごしても、疲れちゃいますよね。(まぁ、必死に隠してるようで、ホントは周囲にはバレバレだったりするんだけどね。笑)
自分一人で自由に振る舞うことを覚えた後、その自由さを人の前でも素直に出して過ごすようにしてみたことで、「遠慮なく誰かと楽しむ」を少しずつ理解し始めたように感じます。
まとめ
このバランスを上手に取ることで、マルチ・ポテンシャライトの活動は豊かになっていくのかな、と思います。
次回はマルチ・ポテンシャライトの複数人プロジェクト管理のコツについて書いてみたいと思います。




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