「こんなことをしたら絶対に笑われてしまう、恥ずかしい」と思うけれど、実は憧れていたり、気になっていたりすることをあえてやってみると、世界が広がります。

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週末、髪をおろして、ノースリーブで、かつリキッドアイラインで目の周りをがっつり真っ黒に塗ってお出かけしてみたのです。

どれも人によっては、「え?別に普通じゃない??」と思うことかもしれないのですが、自分にとってはものすごく大きな挑戦でした。

私は毛量が多く、髪をおろしているとぶわっと広がってしまうため、親からよく「暑苦しい、汚らしい」と言われてきました。そのため、ストレートパーマなどをあてないまま髪をおろして人前に出るのはいけない、と思っていたのです。
また、二の腕がもっちりとしていることにコンプレックスがあり、ノースリーブを着て街を歩くとみっともない、と恐怖を感じていました。
さらに、化粧が下手で、濃い色のアイラインを入れるとタヌキのようになってしまうので、普段は薄めにアイシャドウを塗るだけで、アイラインは入れないようにしていました。

しかし、おろした髪をふわりとなびかせたり、ノースリーブを着こなしたり、アイラインをばっちり決めたりして街を歩く人を見て、いいなぁ、自分もやってみたいなぁと密かに憧れていたんですよね。

この週末は、その自分で勝手に禁止事項を設けている憧れをあえてこれでもかと詰め込んだスタイルでお出かけしてみたのです。
外に出るのは大分緊張したのですが、もちろん誰かに笑われたり、馬鹿にされたりすることなどなく、むしろ新しい挑戦をした!というわくわく感を胸に抱きながら街を歩くことが出来ました。

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「人に笑われるかもしれない」「みっともないと思われるかもしれない」という不安は、意外と自分が作り出した幻想なのでは、と感じます。
ファッションに限らず、習いごとでも、話し方や行動でも、笑われるかもしれないという不安をこえてチャレンジしてみると、意外と世界に受け入れられる、ということに気づきます。

それでもやっぱりどうしても怖ければ、旅行先で派手な服やメイクを楽しんでみるとか、一人でこっそり新しい事を始めてみるとか、まずは知り合いが全くいない環境で一人でチャレンジしてみる、というのがよいでしょう。

そうすることでひとつ世界が広がり、またひとつ自由を知ることが出来ますよ。