何か、「すごいもの」にならないといけないという焦りに襲われることがあります。

すごいもの、ってなんなんでしょう。
なにか大きな賞を受賞すること?
莫大な資産を築き上げること?

もし、なにか賞を取るとか、年収〇億とか、そういうものを目指しているのなら、そのためにどうすればいいだろう、と策を練ることができます。
でも、こうした焦りの中にいる時、具体的に目指すところがはっきりしていないことが多いんですよね。

だから、そういう時はまず、自分が何を求めているのか、深く見つめていくのが大事だと思います。


すごいものになることで、どうなりたいか?

たとえば、研究の世界で誰も知らない発見をしたとします。
すごいもの、になったけれど、そのことは何のニュースにもならず、誰にも見向きもされなかったら不満だとしたら。
すごいものになりたいのではなく、いろいろな人に自分を見てほしいのかもしれません。

またたとえば、500mlの水をできるだけ早く飲む、みたいな変わり種のギネス記録に認定されたとします。
すごいもの、になったけれど、そのことで大金持ちになれるわけじゃなかったら不満だとしたら。
すごいものになりたいのではなく、お金をたくさん得たいのかもしれません。

すごいものになることで、どうなりたいか、を見つめていくと、いろんな理由が出てくるはずです。
また、そのどうなりたいか、も、さらに深めていくことができます

いろいろな人に自分を見てほしいというのは、他人の目を通して「自分の存在を自分で認めたい」のかもしれないですし、
お金をたくさん得たいというのは、「豊かさに囲まれて安心したい」のかもしれません。

そして、その突き詰めた先でどうなりたいか(この例で言えば、「自分の存在を自分で認めたい」「豊かさに囲まれて安心したい」)の部分は、別に「すごい存在」にならなくても達成できることかもしれないのです。

そうして深く見ていくと、「じゃあ、この自分の存在を自分で認めるって、どうしたらいいい?」「豊かさに囲まれるってどんな状態?どうしたら実現できる?」と考えることができるので、「なにかすごいものにならなきゃ!あせあせ!どうしよう!」という漠然とした不安や焦燥感から解放されますよ。


まとめ

「すごいもの」にならねば、という焦りで、定期的にメンタルやられることがあるんですよね(ちょうどここ最近、そんな感じで)。
そういう時は、どんな風になりたいのか、深く自分と向き合うことで落ち着く事が大事というお話でした。