モヤモヤしている時や落ち込んでいる時に、美味しいものを食べたり、遊びに誘われたりして、パッと気分が晴れた、と言うことがあります。

私はよく、「それはそれとして嬉しいことだけど、そんな簡単に落ち込んだ気分が手放せない...」などと沈んでいることが多かったのですが、最近、こうしたことがあると、「ラッキー!あ、なんだか気分が上向いてきたかも!」と軽く思えるようになったな、と気づいたんですね。



落ち込んだ時やムカムカした時、いつ機嫌がよくなるべき?...と言う謎の疑問

小さい頃、自分がグズグズしたりしょんぼりしている時、親がなだめたり、笑わせようとしているのを見て「これ、今までめちゃくちゃ大泣きしたり、怒ったりしていて、いきなり笑い出したりしたらみっともないのではないか」「段階を踏んで、少しずつ機嫌をよくしていかないと、不自然に思われるのではないか」などと考えるような子供でした笑

あまり具体的な記憶はないのですが、何らかの原因があってギャンギャン喚いて大騒ぎしていた私が、すん...と大人しくなり機嫌がよくなったのを見て、「今泣いた烏がもう笑った」と笑いながら親が言ったのを受け、「感情に一貫性が見られないことって、幼稚で恥ずかしいことらしい」と衝撃を受けて恥じ入った記憶が妙に強く残っていたんですね。
子供なんだからいいじゃない、と昔の自分に言ってあげたい。

じゃあ、どんなことがきっかけで機嫌がよくなっていったらいいんだろう?
どのタイミングで、どう言う変遷を辿って機嫌がよくなっていけばいいんだろう?
どんな風に自分の機嫌がよくなったことを示したらいいんだろう?
不機嫌になるたびに、そんな疑問で頭が埋め尽くされていました。

冷静に考えると、上記の疑問はとっても不思議な疑問です。
どんな風にしたらいいんだろう、と言うのはつまり、「どんな風にすれば、周囲の人にきちんと納得してもらえるか」を考えていたということです。

自分の機嫌がよくなる理由、過程、結果...そんなの、いちいち周りの人に対して証明が必要なものではないですよね。
「風が吹いたから、なんか元気になった」でも「3秒前まで大泣きしていたのに、今爆笑している」でも「機嫌がよくなってきたけれど仏頂面」でも、いいんです。
落ち込んだ気分がパッと晴れたなら、そのまま晴れやかになっても、何もおかしくないんです。
仮にその直後にまた落ち込んだとしても、元気なふりをせずまたしょんぼりしてもいいんです。


気分がコロコロ変わることと、人を振り回すことは別

また私の場合、気分がコロコロ変わることと、人を振り回すことが結びついていて、「気分が一定しないと、周囲の人に嫌な思いをさせてしまうのではないか」と恐れていることにも気づきました。
そう言う人は、周囲に気分がよく変わって、それに振り回されてきた経験を持つ人なのかなと思います。

そう感じてしまう人は、自分の気分が変わることと、それを周囲に表現すること(ムカつくことと、ムカついたから近くにいる人に八つ当たりすること)は別、と考えると楽になるかと思います。

気分が変わることは、自己完結できるんですよね。



まとめ

悲しいことがあったらしょんぼりして、楽しいことがあったらわいわい喜ぶ。
素直な気持ちをどんどん感じることが、気持ちよく過ごす秘訣なのかなと思います。