自分の中で古くなったものを手放していく


例えば、昔は気に入っていたけれど、今はなんだか合わなくなってしまった服や靴。

最初は熱を入れていたけれど、だんだん興味が湧かなくなってしまった趣味。

付き合いを続けてきたけれど、最近話が合わなくてちょっと苦しい人間関係。


そんな風に自分の中で何か一つ終わってしまったな、と気づく時、少し悲しいです。

あの頃は大好きだったのになぁ。
当時は夢中でやっていたのになぁ。
昔はすごく親しかったのになぁ。

そういったものは、手放していくことが大事だなと思います。


手放す痛み

手放すタイミング


何かを手放す時、それを嫌いになったり、自分から引きちぎるかのように無理やり遠ざけたりする必要はありません

むしろ、それほどの引力が必要ということは、いま手放すタイミングではないのでは、と思います。

そういう苦しさがある時は、逆にそれに全集中でべったり近づいてしまうのもありなのかなと思います(満足したら自然と手放せるものですからね)。


手放すステップ


手放す時、「なんだかこれはもう終わりだな」という感覚がまずやってくるものです。

それを見ないふりしていると、「あ〜〜〜違う!これが自分のそばにあるというのは、もう違う」という気持ちがどんどん強まっていくものです。


でも、いくら違うと思っても、いざ手放すとなると、どうしたって寂しくて悲しいのです。
だって、それはこれまでずっとそばにあったから。

そばにあったのに、終わりで、別れるタイミングだ、というのが悲しいんです。


でも、悲しいからと言って、それをずっと持ち続けているのも、なんだか違うんですよね。


そんな時、まるで大人になってからも、子供服を無理やり着ているような居心地の悪さを感じるものです。

サイズが合わなくて窮屈だったり、
仮にサイズが合っているとしても、堂々と着るのがなんだか恥ずかしいような、いたたまれないような微妙な気持ちになるんですね。


手放しのコツと考え方

感謝して別れる


これまでありがとうとか、今までそれがそばにあってよかったな、という気持ちで、感謝と寂しさを感じながら手放してみましょう。


そうすると、手放した跡地に、何か新しいものが入ってくるんですね。

あるいは、手放してしばらくしたら、また同じものと縁があって、新鮮な気持ちで受け入れるタイミングが来るかもしれません(例えば、趣味を手放して、数年後にまたふと再開するきっかけを掴むとか)。


ということで、手放す痛みがあったとしても、必ずしもマイナスになるわけではないんです(個人的な体感としては、古くなってしまったものは、どんどん手放すほどプラスに転じていく気がする)。

だから、安心して手放してみればいいのかなと思います。


まとめ

脱皮するみたいに、自分の中で古くなってしまったものを軽やかに手放していけたらいいなと思ったのでした。