以前だったら、
・怖くて遠ざけていたはずのことに、チャレンジできるようになった。
・イラッとしていたであろう瞬間に、心穏やかでいられた。
・くよくよ悩んでしまっていただろうことに、そこまでこだわらずに流せるようになった。
などなど。
が、こうした変化って、なかなか気づきにくいものです。
気づきにくいというか、変化した直後には、変化した自分に気付いても、すぐにその変化した先の状態が当たり前になって、意識に上げにくくなるのですよね。
まるで、自転車に乗れるようになると、乗れなかった頃の下手くそなバランス感覚や、倒れてしまう体の使い方を思い出せなくなるように。
変化前につまずいていた感覚って、それを乗り越え、当たり前に出来るようになった時に、なぜかあっさり忘れてしまうのです。
それゆえ、自分の成長や変化がなかなか見えなくなってしまって、モヤモヤすることがあります。
コーチングをしていても、
「自分って全然成長してなくて...」
「またいつものパターンで動いちゃって、前と全然変われていなくて...」
という声を聞くことがあります。
客観的に見ている限り、その方はいろいろ変化しているのですが、"ない"に強く目を向けてしまって、本人にとっては変化がノーカンになってしまっていることがあるんですよね。
(なので、「以前とこれだけ変わってますよ!」と、よくフィードバックしています)
...とは言いつつ、もれなく私も、
「全然前と変わってないじゃん」
「またこのパターンかよ...成長してないな...」
と、自分に対して嘆くことはしばしばあります。
自分の変化に気づくために
どうしたら自分の成長や変化に気づけるのか?
変化が"ない"という思い込みから抜け出して、"ある"を見つけることです。
どうしたら"ある"が見つかるのか?
記録を参照するのです。
私は、自分の3ヶ月おきくらいの変化メモを記録しています。
内観ノート4ページ分のスペースを空けておき、3ヶ月ごとの期間で、何か新しいことにチャレンジしたり、これまでとは違う選択をしたら、都度そのページに何をしたかメモっておくのです。この4ページで、1年分の自分の変化がチェックできます。
そして、「何も変わってない...」とぐずぐずモードに入った時にそのページを見返すのです。
すると、"ない"と思っていた自分の変化を見つけ出すことができます。
案外自分が新しい選択をして変化してきた、と再発見できるんです。
書き忘れてしまうこともあるのですが、私の場合は結局、何か気づいたことやチャレンジしたことがあれば、だいたいここのブログに書いているのですよね。
なので、記事を読み返して「あっ...そうだった、ちゃんと変化してたわ...」と気づくこともあります。
まとめ
どんな媒体であれ、記録は本当におすすめ。
"ない"の幻から抜け出して、確かに"あった"という変化を見つけ出せるので。
自分の変化って、本当にすぐ忘れてしまい、なかなか気づきにくいものです。
こまめにメモして、しっかり振り返っていこう。
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